認知症高齢者による徘徊は、認知症症状の中でも生命に直接的に関係するため、ご家族の精神的な負担や日常生活においても大きな影響を及ぼします。しかし、「活動の自由と制限」「安全と危険」「安心と不安」など相反することが非常に多いため、しっかりと徘徊を知ることが第一歩です。
プランと費用
現在の日本社会において「徘徊」の定義は広義であり、例えば自宅の中や介護施設の建物内、自宅から外に出ても広い意味で「徘徊」という言葉が用いられています。そこで私たち認知症徘徊GPSセンターでは、これまで介護現場で介護職としての経験を有するセンター職員や有識者と検討し、認知症徘徊の定義をしました。これにより、本サービスや情報の提供において一定軸をもち進めていきます。
認知症高齢者による徘徊は、認知症症状の中でも生命に直接的に関係するため、ご家族の精神的な負担や日常生活においても大きな影響を及ぼします。しかし、「活動の自由と制限」「安全と危険」「安心と不安」など相反することが非常に多いため、しっかりと徘徊を知ることが第一歩です。
自宅や介護施設など、居住している建物内での徘徊
自宅や介護施設の周辺など住み慣れた地域やなじみの関係(特定領域関係)の中での徘徊
特定領域関係を超えた徘徊
認知症徘徊定義は「認知症症状」且つ「移動を伴う」ことを前提に以下の3分類で定義しています。
室内徘徊 | 屋外生活圏内徘徊 | 屋外生活圏外徘徊 | |
安全性 | 高い | 低い | 低い |
危険性 | 低い | 低い | 高い |
生命への影響 | 低い | 低い | 高い |
緊急性 | 低い | 低い | 高い |
※本定義は論文等で発表した内容ではなく、操作的定義(評価をする場合の考え方)です。